iPhoneの「サポート期間」はご存じですか?
iPhoneにはサポート期間と呼ばれる期間があります。古い機種などはこのサポート期間が終了しているiPhoneもあり、サポート期間が終了している端末は様々なリスクを背負っている状態になります。
今回はこのiPhoneの「サポート期間」について詳しく解説します。
iPhoneサポート期間とは?
iPhoneの「サポート期間」とはiPhoneのソフトフェアである”iOS”の最新アップデートが提供される期間の事を指します。
サポート期間内のiPhoneであればAppleから新しいiOSバージョンの更新が来て、その都度機能の追加や細かなバグの修正、セキュリティの強化が行われます。
しかしでサポート期間外の機種はこうしたiOSのアップデートが行えなくなってしまいます。
サポート期間が終了しているiPhone
まずは使用しているiPhoneが現在サポート期間内の端末なのか、それともサポート終了している端末なのかを知る事が重要です。
現在サポート終了しているiPhoneは下記の機種になります。
現在サポート期間終了端末※2023年5月1日時点 | |
iPhone7/iPhone7PlusまでのiPhone | iPhoneSE(第1世代) |
サポート終了していても使用は可能か?
では「サポート終了しているiPhoneは一切使用ができないのか?」ですが、実はそうではありません。
実際にはiOSの最新アップデート更新が行えないだけでiPhoneが物理的に壊れていなければ使用を続けることは可能です。
サポート終了のリスク
サポート終了している状態でも使用が可能なのであれば”完全に壊れるまで使い続ける”という方もおられるでしょう。
ですが、サポート終了しているiPhoneを使用し続けるリスクが存在します。
iPhoneに起きた不具合が修正できない
iPhoneは常日頃から原因不明での動作不良が起こってしまう場合があります。
・突然画面が操作できなくなる
・充電ができなくなる
・カメラが起動するが真っ暗になり映らない
・Wi-Fiに接続されない
など、症状は様々です。
こうした原因不明の症状の改善は基本的には再起動、または部品の破損が原因の場合は部品交換での修理で復旧が見込めます。
ですがこうした症状はiPhoneのシステム破損などでも起こる可能性があり、そうした場合の解決策には「iOSのアップデート」をする事が挙げられます。
もしもこうした事態に陥った場合、サポート終了しているiPhoneは最新iOSへのアップデートが配信されないので起きてしまった症状を改善させることができなくなってしまう場合があります。
使えないアプリが増える
iPhoneがサポート終了している場合最新のiOSアップデートが行えません。
そうなってしまうと後々使用しているアプリが”使用不可”になってしまう事態に陥る場合があります。
なぜアプリが使用できなくなるのか?
iPhoneにインストールしているアプリにはアプリごとにそのアプリが動作するiOSバージョンが明記されています。
このバージョンはアプリ側のアップデートにより引き上げられてしまう場合があり、引き上げられたiOSバージョンにアップデートができないiPhoneはそのアプリが使用できなくなるので諦めるしかありません。
セキュリティ更新がされない
サポート終了しているiPhoneはiOSのアップデートが一定のバージョン以上に上げることができなくなってしまう為もちろんセキュリティ更新もされなくなってしまいます。
iOSアップデートによるセキュリティ更新は日々進化するスマートフォンへのウイルス被害などから端末を守るためのアップデートがされるのですが、それが行えなくなるという事は…そうです、被害に遭いやすいiPhoneになってしまうという事です。
悪さを行う人からするとユーザーがどのiPhoneシリーズを使用しているかなどの情報も容易く解析できるでしょう…。
そうした場合サポート終了しているiPhoneはガードが甘いので「狙われやすい」標的になってしまうかもしれません。
現在位置の特定や個人情報の流出、連絡先に登録している知り合いの方々への被害など、様々な被害に遭うリスクが高くなってしまうのもサポート終了している端末には言えることです。
スマホデビューのお子様などにはサポート期間内の機種がベスト
最近では親御さんがスマートフォンを初めてお子様に持たせる際に「親御さんのお古の機種」を持たせている場合があります。
ですが上記のセキュリティ面の低下などのリスクの判断が難しいお子様に持たせるのはおすすめできません。
「変なサイトを見なければいいだけ」「ネットでYouTubeしか見てないし」と思われるかもしれませんが、ネットに繋がっている事だけで十分に外部から悪さをされる可能性があるのが事実です。
もちろんサポート期間内の機種であれば100%安心ではありませんが、可能な限り安心安全にiPhoneを使用するためにもまだまだスマートフォンやインターネットの怖さを知らないスマホデビューのお子様にこそサポート期間内のiPhoneを選ぶのが最適でしょう。
サポート終了の目安
最後に「iPhoneのサポート期間終了の目安」についてです。
iPhoneの各シリーズがサポート終了になるまでの期間の目安はそのiPhoneが発売された日から”約5年”と言われています。
これはあくまでも「目安」で正式にAppleが公表している情報ではなく、各iPhoneの発売日とサポート終了になったタイミングとで出された年数です。
実際iPhone7は2016年9月に発売され、2022年9月に最新iOS(iOS16)対応機種から除外され6年間でサポート終了機種となりました。
サポート終了機種が発表されるタイミング
サポート終了に新たな機種が追加されてしまうタイミングは最新iOSのバージョンが発表されるタイミングであると言えます。
2023年5月時点での最新iOSはiOS16です。
例年通りであれば2023年秋頃には新たにiOS17とiPhone新機種の発表があるだろうと予想されます。
もしかするとそのタイミングでiPhone8/iPhone8Plusがサポート終了機種になってしまうかもしれません…。
iPhone8シリーズの発売日は2017年9月、2023年秋には発売から6年になることからサポート終了が噂されています。
最後に
サポート期間が終了しているiPhoneには使用するリスクが伴う事がわかっていただけたかと思います。
サポート期間が終了になっても使用を続けることは可能なのでついつい機種変更を先延ばしにしがちですが、可能であればやはり安全のためにもサポート期間内の機種への機種変更が望ましいでしょう。
@sumahobuster 「サポート終了しているiPhone」など耳にしたことはありませんか🤔??聞いたことはあるけど詳しく知らない人も多いと思います☝️古いiPhoneを使い続けている方は特に知っておいて損は無い知識です📕#iPhone #iPhone教室 #TikTok教室 #iPhone修理 #iOS
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